Briswell Tech Blog

ブリスウェルのテックブログです

Neo4jを試してみた

どうも、こんにちは。としと申します。
毎日暑いですね... みなさま熱中症にはお気をつけください

私は最近在宅勤務とオフィス出勤 大体 8 : 2 くらいの割合で仕事をしております。
在宅勤務ですと、定時の18:30 ~ お酒を飲むことも可能になります。

通勤時間がない分酔うのも早い... 酒量がどんどん増えていく...
というスパイラルに陥りそうになったので、気持ちを切り替え AWS ソリューションアーキテクト プロフェッショナル レベルを取得しよう!と勉強を開始しました。

アソシエイトレベルは昨年取得したので、自信はそれなりにあったのですが、すぐ無くなりました。
Neptune
グラフ型データベースにぶち当たりました。


グラフ型データベース... 触ったことない...

よし... まずはグラフ型データベースとやらを触ってみよう!
という環境作りの備忘録になります。

私のPCはMacです。

下準備

JDK をインストール
(ターミナルで、

java -version

と入力するとPOPUPが出てくるので、詳しい情報をクリックすると開いてくれました)
Java SE Development Kit 8 - Downloads

Neo4j Desktop をインストール
※名前やメールアドレスなどの入力が必要です。
※ダウンロード画面の認証キーは後ほど必要になります。
Neo4j Desktop Download - Launch and Manage Neo4j Databases
インストール完了後、ダウンロード画面の認証キーを入れる画面が出てくるので、入れる。

するとこんな画面が出てきました。
f:id:Toshi_bw:20200819133942p:plain

Movie Database

デフォルトで Movie Database というのが用意されている!
これで色々試せるのか!
優男!
...
ブラウザで

http://localhost:7474/browser/

と入れる

f:id:Toshi_bw:20200819142758p:plain

このような画面が表示されました。
調べてみると、デフォルトは neo4j / neo4j で入れるとのことだったので入れてみると、

f:id:Toshi_bw:20200819142910p:plain

入れない... 優しくなかった...
よくわからないので、Neo4j Desktop に戻り、 Add Database をクリック
Create a Local Database を選択すると
Set Password があるので好きなPassを入力(DBMS Name はデフォルトのままにしました。)
作成されたらStart してみる
こんな状態
f:id:Toshi_bw:20200819143223p:plain

もう一度ブラウザでアクセス、UserName は neo4j でPasswordは先ほど入力したもので接続してみると
やっと入れたっぽい!
f:id:Toshi_bw:20200819143351p:plain

そして

Guide: Example Datasets - Neo4j Graph Database Platform

ここに書いてあった

:play movie graph

を画面上部の
neo4j $
部分に貼り付け、再生ボタンを押す。
なんか出た。
f:id:Toshi_bw:20200819143601p:plain

1つ右に行くと

f:id:Toshi_bw:20200819143651p:plain

Create文がある。再生ボタンもある。押してみると、上に貼り付けられたので、再度再生ボタンを押してみると、、、
f:id:Toshi_bw:20200819143729p:plain

おぉー、出てきた...
Tom Hanks...

f:id:Toshi_bw:20200819151409p:plain

蜘蛛の巣みたい...

今日はここまで...
内容薄くてすみません... どんどんアップデートします

グラフ型データベース...
格闘しつつ、メリット / デメリットを語れるように頑張ります。



「業務のアイカタであり続けたい」
中小企業様向けERPソリューション

ai-cata.com

システム開発プロジェクト成功の秘訣 ー 要件定義編

こんにちは、ブリスウェルの山口です。

リモートワークを始めて4ヶ月以上が過ぎました。
リモートワークが当然のように馴染んだ人、やっぱオフィスがしっくり来る人、色々あると思います。

ブリスウェルでは7月から出社を全面的に解禁し、自己判断で出社とリモートワークを選択するという試みを始めています。出社時間や帰社時間も自由に決めて良いということにしました。
東京では感染者数も収束しているわけではないので正直どうすべきか悩ましいところなのですが、シンプルに基本に立ち返って、パフォーマンスが発揮できれば働く場所はどこでも良いという考え方を基本に据えようと思ってこの試みを決めました。
まずは始めてみて、様子を見ながら軌道修正が必要であれば修正する。そういうスタンスでやってみようと考えています。

さて、今回は前回の提案編の続編ということで、要件定義編と題して私の考え方をご紹介していきます。

提案フェーズで競合との競争を勝ち抜き、いよいよプロジェクトがスタートします。
まず始まるのが要件定義フェーズになります。

進め方はプロジェクト内容や規模によって様々なので、ブリスウェルでよく手がけることの多い業務系アプリの再構築プロジェクトのような案件をイメージしてご紹介していこうと思います。

要件定義フェーズでとても重要な要素は以下の点だと考えています。

1)体制
2)要件ヒアリング
3)既存システムの調査
4)領域を横断できる人
5)データ

さて、個別に見ていきましょう。

1)体制

f:id:yamagoochi:20200702095641j:plain
体制

お客様とベンダーで両方とも体制は重要ではあるのですが、とりわけお客様の体制で重要なポイントがいくつかあります。

・プロジェクトに要件を抽出できるキーマンがいること、もしくはキーマンにコンタクトできること
・課題のレベルに応じて素早く判断をできる体制であること
・領域横断的に要件を把握し、適切な決定を行えるリーダーがいること

様々な領域でのヒアリングが同時並行的に進む要件定義フェーズでは、現状業務を漏れなくベンダーに説明し、新たにやりたいことを正しく伝えられるかがとても大切です
特に新たにやりたいことに関しては様々な検討課題が議題として上がってくるため、課題に応じた会議体でできるだけ早く解決法を決定していく必要があります
一番良くないのは課題を後回しにして、曖昧な部分が残った状態で開発のフェーズに入ってしまうことです

ベンダーにはお客様が直面する課題に対して、過去の経験や技術的観点から解決案や解決の道筋を提案できることが求められます

・要件定義においてベンダー側の体制は経験豊富なプロジェクトリーダーを立てること
・技術的に課題を解決するための提案をできるメンバーをアサインすること

ベンダー側はこのような観点で体制を組み立てられると非常に良いと思います

2)要件ヒアリング

f:id:yamagoochi:20200702095706j:plain
要件ヒアリング

まず現状業務を把握することが非常に重要ですが、現状にとらわれないことも重要です
現状を漏れなく把握した上で、新しいビジネスや業務のあり方を再構築していくのが王道だと思います

まずはお客様のビジネス(顧客、商品・サービス、仕入先、商流のパターンなどなど)を理解し、ドキュメントで可視化していきます
どのようなビジネスケースが存在していて、それぞれがどのような業務やデータの流れで構築されているのかを明確にしていくのです

お客様側で全ての領域のビジネスや業務を100%漏れなく説明できる方はほぼいないので、ベンダー側が第3者的な視点でQAを繰り返し、抜け漏れなくヒアリングできることがとても重要です
提案編で「お客様の見えない要求を嗅ぎ分ける」ことを重要なポイントとして挙げた理由もここにあります

次に新しくやりたいことの大枠をお客様からヒアリングするわけですが、ほとんどの場合はシステム化できるレベルで詳細化されていません
現状ヒアリングで得た情報を元に、新技術や様々なサービスなどを組み合わせながら新らしいビジネスや業務を構築していくことになります
様々な検討課題に対して、調査や費用対効果の分析などを実施して、決定をしていくことになるため、できるだけスムーズにお客様側で決定いただくための下準備をしていくことが重要です

不要な業務やシステム要件をバッサリと切り捨てることも非常に重要です
スケジュール的な制約で現状機能があるので今後も必要だという判断を行うケースもありますが、業務ボリュームが少ないとか複雑すぎるような要件に関しては、開発工数も膨大になるケースが多いため、システム機能を実装せず業務での対応が残るという選択肢を常に持っておくことも重要です

3)既存システムの調査

f:id:yamagoochi:20200702095727p:plain
既存システムの調査

業務アプリの再構築プロジェクトでは業務をヒアリングする流れの中で必ず既存システムが登場します
要件ヒアリングでの抜け漏れを防ぐ目的で、既存システムの画面、帳票、データベース、機能を漏れなく調査することが大切です

以下のようなメリットがあります
・要件や機能の抜け漏れを防ぐことができる
・業務要件を深掘りできる詳細な質問ができるようになる(データ項目やリスト値のレベルで現状を理解します)
・データ移行の下調べになる

私の経験上、既存システムには使っていない機能がごっそりあるケースがあります
その場合は、要件定義で不要な機能が入り込んでいないか、要件が複雑になりすぎていないかを特に注意する必要があるかもしれません

2と3の調査ができて、初めて現状が把握できた状態になるイメージです

4)領域を横断できる人

f:id:yamagoochi:20200702095750j:plain
領域を横断できる人

プロジェクト規模が大きくなればなるほど、お客様もベンダーも問わず、領域を横断的に把握できる人が少なくなります
全体の流れが常に頭の中に入っていると、以下のようなメリットがあります

・領域ごとの要件に不整合が出ることを防止できる
・領域をまたがる課題の解決が早くなる
・ユーザー部門へ新システムを普及させる際に幅広い観点からうまく説明ができる
・リリース後の追加改修の際に影響調査を効率的に行える

5)データ

f:id:yamagoochi:20200702095809j:plain
データ

業務アプリで最も重要なのはデータです
アプリケーションの機能やインフラ・ネットワークなどシステムを構成する様々な要素がありますが、全てのビジネスや業務を最終的に支えているのはデータです
そのデータがどのような構造で保持されているのかをデータモデルと呼びますが、この設計をいかにうまく行うかがベンダーの腕の見せ所です
新システムのデータモデルが既存システムのデータモデルから大きな変更を伴う場合、データ移行の工数が非常に大きくなります
現状をより正確に、より詳細に理解し、新しい要件を元に新しいデータモデルを構築できる人がいるかどうかがプロジェクト成功の鍵となると言っても過言ではありません
4で紹介した領域を横断できる人でないとデータモデル設計をすることは非常に難しいです
ベンダー側にこのようなスキルを持つ人がいるかどうかを提案時点や要件定義時点でチェックすることがお客様にとっても重要な指標となります

以上が私が要件定義で大切にしていることになります

今回は考慮すべき要素が多い「業務アプリの再構築プロジェクト」を例にご紹介しました
新しいサービスを構築するプロジェクトだと既存調査のプロセスが無いとか、小規模プロジェクトだと領域横断的な要素が少ないとか、今回のお話を引き算してイメージしていただけるのではないかと思います

インフラやデータ移行など色々と書けなかったこともありますが、重要な5点に絞り込んで紹介させていただきました

皆様のお役に少しでも立つことができたら幸いです!

About the Amazon S3

Hello, nice to meet you.
I'm Shun.

僕個人としてのブリスウェルブログ初upになりますが、最近ちょこちょこAWS関連の本などを読んで学んだ「Amazon S3Amazon Simple Storage Service)」について執筆したいと思います。
※僕自身はAWS歴1年程度ほどでございます

S3は、AWSAmazon Web Servicesサービスのうちの1つで、高耐久・大容量のストレージサービスです。
→Servicesサービスで何か言葉がおかしくなっちゃった
S3について本記事で触れる内容については、次の通りになります。

1. 耐久性
2. ストレージ
3. 静的Webサイト
4. アクセス制御
5. 操作性
6. 使用料

Let's go!

1. 耐久性
・S3に保存したデータは、デフォルトで同一リージョン内の3か所以上のAZへ自動的に複製される
・データの耐久性は99.999999999
 →9が11個並ぶのでイレブンナインと呼ぶらしいです、覚えやすい!

S3は実質100%と言っても過言ではないほど、非常に高い耐久性を備えているため、ただ単にデータストレージとして使用するのではなく、 バックアップデータやその他機密情報などの退避場所としても検討できると思います。
2. ストレージ
・利用容量が実質的には無制限
 ※1ファイルあたりのサイズ制限はあり

実質的には無制限とは言っても、AWSがS3に割いているサーバーの容量を超えてしまった場合にはもちろん制限がかかります。
ですが、そのような事態が起こる可能性は限りなく低いと思います。なぜなら、利用者に制限がかからないよう今後もサーバー台数を増やしていくと思われるからです。
AWSはとにかく規模が大きい!
サーバー費用、設備費用等、年間どのくらいかかっているんだろう・・・と気になっちゃいます。
3. 静的Webサイト
・静的ページを公開できる
 →公開がS3単体で行えるため、サーバー構築不要

Amazon Route53のDNSフェイルオーバー機能と連携して、障害やメンテナンス時によく表示するsorryページを表示したりできます。
4. アクセス制御
ACLでの制御
 →バケットに対して、AWSアカウントレベルのアクセス制御を行う
・IAMでの制御
 →IAMユーザー、IAMロールからの読み取りや更新のリクエストに対して制御を行う
バケットでの制御
 →IPアドレスでの制御など、IAMユーザー以外の他ユーザーに対して制御を行うことができる

このように、S3ではアクセス権を詳細に設定することができるセキュアなサービスのため、非常に高い信頼性・安心感を持てます。
5. 操作性
・画面上での操作が可能
AWS CLIAWS Command Line Interface)での操作が可能

AWS CLIから操作することもできるのですが、僕はCUIよりGUI派(おそらく多くの方がそう?)なので、いつも画面上からポチポチあたって操作しています。
操作画面上はこのような感じのUIです。

f:id:artistyuiguitarelegance:20200805175251p:plain
S3バケット中のファイル
S3の画面イメージを初めて見られた方はどういった印象を持たれましたでしょうか?
僕が初めて触ってみた時には、「何この全体的に角ばった感じのデザインは。すごいシンプルやな・・・」こう思いました。笑
シンプルがゆえに、S3を初めて操作する方でも簡単に操作することができます。
Simple is bestっていいますもんね。
個人的には、非常に操作しやすいと感じます。レスポンスも早いですし。

もうS3最高です。
まだ使用されたことがない方、ぜひ使ってみてください!
もうあなたの虜になること間違いなし。←
6. 使用料
・従量課金制

使用料については、使用した分だけ支払う従量課金制になります。使用に際しての最低料金等はありません。
金額についての詳細は、こちらのAWS公式サイトをご参照くださいませ。
aws.amazon.com
以上、簡単ではございましたが、Amazon S3についてのご紹介でした。

弊社内にはAWSに精通している者(僕のような勉強中の方も含め)が在籍しており、AWSを使用したシステム構築を考えられている方々のお助けになれるかと存じます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせいただけますと、非常に幸いでございます。

それでは今回はこの辺で✋
See you next time!

PHPローカル開発環境 Devilboxを試す

はじめに

PHPのローカル開発環境として、Devilboxを試してみました。

Devilboxの日本語の記事が見当たらないので簡単にまとめます。

Devilboxとは

公式サイトの説明によると、 "LAMPやMEAN環境をフルサポートしたPHPスタック。 主な目標はローカル環境のバージョン切り替えを容易にすること"とあります。

The Devilbox is a modern and highly customisable dockerized PHP stack supporting full LAMP and MEAN and running on all major platforms. The main goal is to easily switch and combine any version required for local development.

環境のイメージとしてはLaraDockとよく似ていますね。

Laradockと比較するとDevilboxは公式ドキュメントが充実しているような気がします。

https://raw.githubusercontent.com/devilbox/artwork/master/submissions_diagrams/cytopia/01/png/architecture-full.png

上記は公式の画像ですが、最小構成のApache, PHP, MySQLのみ起動することも可能です。

お客様の環境がオンプレだったり、Docker化されていない既存案件を手軽にローカルで試してみたい人に向いていると思います。

手元に既にDocker化している環境がある場合はDevilbox導入のメリットは特にないです。(そもそも全部入りなDocker環境は不要という意見もよく目にします。)

この記事でやること

  • 下記の弊社記事に必要な開発環境をMac OS X上でDevilboxを使って構築し、CakePHPのinstallと接続確認まで行います。

tech.briswell.com

手順

Devilboxをclone

$ git clone https://github.com/cytopia/devilbox

envファイルをコピー

$ cd devilbox
$ cp env-example .env

envファイルを編集

このenvファイル編集によりPHPのバージョン切り替えも可能です。

$ vim .env

Macで作業する場合、下記リンクの通りUID, GID, cache設定も.envファイルに

https://devilbox.readthedocs.io/en/latest/getting-started/install-the-devilbox.html#osx-performance

docker-compose upで各コンテナの起動

今回はhttpd php mysqlがあれば良いので末尾にhttp php mysqlと指定します。

$ docker-compose up -d httpd php mysql

PHPコンテナ内に入る

$ ./shell.sh

f:id:usami-t:20200806035432p:plain

PHP、composer、npm、Node.js、Vue CLIを確認

全て含まれていますね。 f:id:usami-t:20200806035629p:plain

CakePHP環境の構築

今回はmy-cake.locをアクセス先として繋がるローカル環境を作成していきます。

# PHPコンテナ内の/shared/httpdにて
$ mkdir my-cake
$ cd my-cake

# CakePHP4のインストール
$ composer create-project --prefer-dist cakephp/app:4.* hello_briswell

# my-cake/htdocsにシンボリックリンクを作成
$ ln -s hello_briswell/webroot/ htdocs

実行した結果、下記のようなディレクトリ構成になります。 f:id:usami-t:20200806045901p:plain

/etc/hostsの編集

Macの/etc/hostsファイルに下記の記載を追加します。

127.0.0.1 my-cake.loc

追記した結果、ブラウザにてDevilboxの管理画面であるlocalhost/vhosts.phpにアクセスするとURLが有効であると表示されます。 f:id:usami-t:20200806050244p:plain

接続確認

http://my-cake.loc/にアクセスすると、無事アクセスできました。 f:id:usami-t:20200806050623p:plain

最後に

プロジェクトを追加したい場合は、別フォルダを作成しhtdocsのリンクを作っていけば良いだけなので簡単です。

Devilboxの管理画面もリンクが色々含まれていて便利そうでした。(phpMyAdminやOpcache Control Panelなどへ遷移可能) f:id:usami-t:20200806053424p:plain

今回の記事では未実施ですが、設定を行えばhttpsも使えるようです。

手軽に開発環境を作りたいときの選択肢の一つとしていかがでしょうか。

AES-256-CBCを利用したPHPによる暗号化処理の実装

はじめまして、naoyaです。
全く別の業種からブリスウェルに入社して4年目になり、普段はお客様との打ち合わせや設計などを担当させていただいております。

新型コロナも中々収束の兆しが見えず、まだ外出がしづらい日々が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はリモートワークで数少ない運動であった毎日の通勤がなくなり当然のように体重が増量しましたが、家で運動が出来るゲームを購入しなんとか減量に成功しました。

今回はそんなリモートワークの中で起きた、とあるプロジェクトに途中から参画して暗号化処理のテストでハマってしまったお話になります。

AES-256-CBC

保存処理の中で、一部の値を暗号化して格納する処理を発見
暗号化処理自体は該当の項目を平文に復号し利用する別の処理が実行できていたため問題なさそうだけど、暗号化自体の確認も兼ねて別のテストで既に保存されたデータ(開発者がテスト用に作ったデータ、平文は不明)を復号して使用出来るようにもしておきたいので、再現可能かテストを続行

DBに格納された値をブラウザ上でチェック出来るツールなんかでさっと見比べて終わりかな、などと思いつつ既存の暗号化処理を利用しているとのことだったので、まずは開発者にチャットで暗号化形式について質問してみた所「SHA-256で実装しています」との回答
SHA-256はハッシュ化で、項目は平文に戻せないとダメなはずなので再度確認するも「戻せます」との返答、いまいち納得がいかないがとりあえずSHA-256でハッシュ化してみる

やはりDBに格納された文字列とは異なっている
これ以上はソースを見たほうが早いな、と思いソースを漁ってみると暗号化処理の部分には"openssl_encrypt"の関数と形式として"AES-256-CBC"が使用されていた。 なんだ、チャットの打ち間違いか。AES-256-CBCは初めて聞いたけど、ここまでわかればすぐ終わるだろう

前提
1. 入力値をAES-256-CBCで暗号化している
2. 暗号化はPHPのOpenSSL関数で実装済
3. 最終的な目的は暗号化された文字列の復号まで

opensslコマンド

AES-256-CBCがどんな形式かはわからないが、詳細は後にしてまずは実装された処理が合っているか確認したいので、再現できるようなツールがないか検索

ツールなどは見つからず、PHPやNode.jsでの実装方法などが出てくる
ローカル環境建てたりは面倒なのでなんとか出来ないか探していたらopensslコマンドの存在を発見
PHPの関数と同じ名前だしこれなら再現できそう、と思いサイトに載っていたコマンドを参考に実行

$echo "test" | openssl enc -aes-256-cbc -e -base64

で"test"をAES-256-CBCで暗号化(-eを-dにすると復号)
-base64オプションを付けてbase64エンコードして表示
これでいけるかな、と思ったらパスワードを求められつまづく
適当に入れても当然結果は一致しない
よく考えると、ソースに書いてある処理の"key"と"iv"について何もしていない
ここまで来てAES-256-CBCについて調べ始める

....
なるほど、opensslコマンドのデフォルトでは入力したパスワードと自動生成されるsaltから共通鍵である"key"と初期化ベクトルの"iv"を生成し、この2つを利用して暗号化を行うのか
それならソースの処理と同じ形でkeyとivを直接指定すればいけそう(-K "共通鍵" / -iv "初期化ベクトル" で指定が可能)

ここで改めてソース内の処理を確認して気づいた
opensslコマンドで指定できるkeyとivはhex(16進数)での指定
一方、ソースのkeyとivは文字列で送っている

あれ、これソース側で送っている文字列を変換したとしてもkeyが変わる = 暗号化文字列が変わるから無理じゃないか。。。
ということで、これ以上は自分の理解では進めなさそうなのでopensslコマンドでの再現は諦める

OpenSSL関数

当初の目的である暗号化のチェックからは逸れてしまうが、こうなるともうソースの処理を逆にしてデコードする方が早そうなのでPHPの処理を再度解読する

$ciphertext = openssl_encrypt($str, $method, $key, OPENSSL_RAW_DATA, $iv);
return base64_encode($ciphertext);

str = 暗号化したい平文
method = aes-256-cbc
key / iv = ソースで処理された値
をそれぞれ持ってきて暗号化→base64エンコードを行っている

ここまで避けてきたけどもう観念してMAMPを起動し、ローカルサーバーを建てる。 当然ソースの入力画面と処理は別のファイル、ただPHPで外部ファイルから処理読み込んだりといったソースを書いたことはないので、1ファイルで処理が実行できるように簡単にフォームを作成

<form method="post">
  <table border="1">
    <tr>
      <td>暗号化したい文字列</td>
      <td><input type="text" name="str" value=""></td>
    </tr>
    <tr>
      <td>key</td>
      <td><input type="text" name="key" value=""></td>
    </tr>
    <tr>
      <td>iv</td>
      <td><input type="text" name="iv" value=""></td>
    </tr>
  </table>
  <br>
  <input type="submit" value="実行">
</form>

とりあえずkey/ivも直接入力する形にして、暗号化処理はソースからツギハギして作成

<?php
  //constant value
  $method = 'AES-256-CBC';

  //screen input
  $str = $_POST['str'];
  $key = $_POST['key'];
  $iv = $_POST['iv'];

  // encrypt
  $ciphertext = openssl_encrypt($str, $method, $key, OPENSSL_RAW_DATA, $iv);
  $encryptresult = base64_encode($ciphertext);

  //screen output
  print ("暗号化したい文字列: $str <br />");
  print ("暗号化結果: $encryptresult <br />");
  print ("key: $key <br />");
  print ("iv: $iv <br />");
?>

これでようやく暗号化された結果(encryptresult)がDBの値と一致した
続けて、復号処理を追加

フォーム

    <tr>
      <td>復号したい文字列</td>
      <td><input type="text" name="encryptstr" value=""></td>
    </tr>

復号処理

  $encryptstr = $_POST['encryptstr'];


暗号化と逆にopenssl_decryptを使って

  $decryptresult = openssl_decrypt($encryptstr, $method, $key, OPENSSL_ZERO_PADDING, $iv);

表示部分

  print ("復号したい文字列: $encryptstr <br />");
  print ("復号結果: $decryptresult <br />");

をそれぞれ追加
注)このソースは「とりあえず動く」レベルの物なので、PHPの作法など色々おかしいかもしれませんが私は開発者ではないのでご容赦ください。

試しに"test_text"という文字列をkey = "testkey" / iv = "testiv"※ で暗号化
※実際は複雑な値が使用されていますが簡略化します

暗号化された文字列は"eivIkeGzth5HH8VgV6Biew=="、これを「復号したい文字列」に入力して同じkey/ivで再度実行すると無事"test_text"が返ってくる
やっと出来た...
f:id:bw_naoya:20200803164148p:plain


おわりに

当然といえば当然ですが、やはり暗号化は複雑なので手軽に再現出来るものでもないですね。
openssslコマンドにしてももしかしたら再現方法があるかもしれないので、ご存知の方がいらっしゃればご教授いただければ幸いです。

CakePHPにVue.jsを導入したい

f:id:phamhongson063:20200803114620p:plain

みな様こんにちは。私はSonと申します。 ベトナム ホーチミン ブリスウェル ベトナムで3年間勤務後、2018年に日本にきました。
今回は自社の活動協力の為、少しPHPとVuejsの知識共有したいと思います。間違いがありましたらコメントで教えていただけると助かります。

PHPプログラマーは、cakephpライブラリーに精通しています。
これは、サーバー側プログラミングで一般的に使用されるフレームワークです。 vue.jsとは、ユーザー側でのプログラミングの優れたサポートとして登場したJavaScriptライブラリです。 それらを組み合わせる方法とは?

今回のブログでは2つのライブラリの組み合わせを共有して、それらがもたらす力を紹介したいと思います。

最初にPHP、composer、NPM、Node.jsとVue CLIを開発機へ確実にインストールしてください。Macでターミナルを起動して、下記コマンドを実行してください。


php -v
composer -V 
npm -v 
node -v 
vue -V 

f:id:phamhongson063:20200803114646p:plain

準備
-「cd /Applications/MAMP/htdocs/」でhtdocsフォルダーに移動

CakePHP プロジェクトシステム要件
- PHP 7.2 以上
- mbstring PHP 拡張
- intl PHP 拡張
- simplexml PHP 拡張

Cakephp4プロジェクトの作成
・「hello_briswell」という名のプロジェクトを下記コマンドで作成します

composer create-project --prefer-dist cakephp/app:4.* hello_briswell」

zsh: no matches found: cakephp/app:4.*」というエラーが発生した場合は

setopt nonomatch

を実行してみて、案件の作成のコマンドをもう一回を実行してください。

Cakephp4を正常にインストールすると、図のようなフォルダー構造になります。

f:id:phamhongson063:20200803115145p:plain

「/Applications/MAMP/htdocs」のフォルダーからhello_briswellフォルダーに移動して、サーバを起動してください。


cd hello_briswell
bin/cake server

f:id:phamhongson063:20200803115221p:plain

上記の結果を見ると、プロジェクトが「http://localhost:8765/」で開始されていることがみれます。

ブラウザーで実行すると、ソースには、cakephp4のインストールが成功したことを示すページが表示されます。この画面に注意してください。最後のステップで変更されます。

f:id:phamhongson063:20200803115235p:plain

Vueをインストールする
今回はvueのソースコードをresourcesフォルダーにインストールするので、下記コマンドでインストールを続行します。


cd resources/
vue create hello_briswell_front

f:id:phamhongson063:20200803115255p:plain

インストールするVue 2を選択します。

f:id:phamhongson063:20200803115303p:plain

選択したら、インストールを続行します。 エラーが発生しない場合はインストール完了ということになります。

f:id:phamhongson063:20200803115312p:plain

「hello_briswell_front」ディレクトリに移動して、vueのインストールが成功したかどうかを確認します。


cd ./hello_briswell_front
npm run serve

f:id:phamhongson063:20200803115324p:plain

上記のコマンドを実行したとき。 サーバーVueが起動します。

f:id:phamhongson063:20200803115337p:plain 成功しました!

Vueとcakephpの関係を確立する /hello_briswell/resources/hello_briswell_frontのフォルダーで

  • Laravel Mixをインストール
npm i --save-dev laravel-mix

f:id:phamhongson063:20200803115347p:plain

  • webpack.mix.jsのファイルを下記内容で作成します

const mix = require('laravel-mix');
mix
  .setPublicPath('../../webroot')
  .js('src/main.js', './js')
  .version();

vuejsで開発して、ビルドすれば「main.js」というファイルなどが作成されます 「laravel-mix」の目的は作成されたファイルをCakephpのwebrootフォルダーに移動するためです。

こっちはCakephpプロジェクトの「hello_briswell/webroot/js」のディレクトリにmain.jsファイルを移動します。

  • hello_briswell/resources/hello_briswell_front/package.jsonのファイルのscripts部分で下記ソースを追加してください。

"production": "NODE_ENV=production node_modules/webpack/bin/webpack.js --progress --hide-modules --config=node_modules/laravel-mix/setup/webpack.config.js",
"prod": "npm run production",

その後、「npm run prod」を実行してください。

f:id:phamhongson063:20200803115401p:plain

上記のように表示された場合、ファイルは正常にエクスポートされます

f:id:phamhongson063:20200803115407p:plain

ファイルがjsディレクトリにエクスポートされたことを確認してください。

asset-mixのPluginのインストール

「/Applications/MAMP/htdocs/hello_briswell」のフォルダーで

composer require ishanvyas22/asset-mix

を実行してください。実行したら、インストールしてください。

f:id:phamhongson063:20200803115434p:plain

インストールが成功すると、上記のように表示されます。

bin/cake plugin load AssetMix

と実行してください。(目的はAssetMixのPluginをCakephpに追加します)

「hello_briswell/src/View/AppView.php」のファイルのinitializeのFunctionで「$this->loadHelper('AssetMix.AssetMix');」のViewHelperを追加

これはテスト専用であるため、templates/Pages/home.phpのファイルのすべてのコンテンツを削除します

templates/layout/default.phpのファイルで

f:id:phamhongson063:20200803121931p:plain

もう一度Cakephp Webサイトにアクセスしてください。 下の画像のように表示された場合、おめでとうございます。成功です。

f:id:phamhongson063:20200803115452p:plain 上記は、cakephpとvuejsのインストールに関する基本的な共有です。

最後に
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

参照
https://book.cakephp.org/4/en/installation.html
https://cli.vuejs.org/guide/creating-a-project.html#vue-create
https://github.com/ishanvyas22/asset-mix
https://www.npmjs.com/package/laravel-mix

PHPのメモリについて(Part1)

f:id:yukitakai:20200805180100j:plain

どうもこんにちは。BriswellのTuanと申します。 一年半前に日本へ来ました。日本語はまだ下手ですが、今回自社の活動協力の為、少しPHPの知識共有したいと思います。 PHPは入社後に始めたので経験は少ないですが、間違いがありましたらコメントで教えていただけると助かります。

PHPは自動的にメモリ管理できますので、初めてPHP使った開発者はメモリ管理を気にしなくてもいいと考えるかもしれません。 しかし、実際のプロジェクトでは「Fatal error: Out of memory」エラーを目にしたことがあると思います。

なぜでしょうか? PHPの問題でしょうか?自分達の実装に問題があるのでしょうか?

以上の質問の為今回PHPのメモリの重要性について記載します。

①はじめに、PHPのメモリ上限は?どこで設定するのか? 環境(OS)によってPHPの設定ファイル置場は異なりますが、ファイル名は同じ「php.ini」です その設定ファイルに「memory_limit」と言う設定項目があり、そこでメモリ上限が分かります。

  例えば:

memory_limit  = 128MB (デフォルト)

調整できる?

できます。ただし、物理のメモリの上限を注意してください。

PHPは他のコンパイラインタプリタツールと同じく、メモリが必要です。
すべての変数がメモリを消費します。
変数のメモリは、使用されなくなったときに解放されます。
解析スクリプトにはメモリが必要です。
リクエストが終了すると、スクリプトを解析するためのメモリが解放されます
これは重要か?
大切です。ローカル変数だと、関数の実行が終わったら解放されますが、
グローバル変数だとスクリプトまたはアプリが終了後に解放されますので、そこまでメモリを保持します。

③Includeスクリプトの解析には、クラスよりメモリを消費します。
例えば簡単のスクリプト確認しましょう:
Includeパタン

  hello.php

<?php               
echo "Hello world!\n";              

  example.php

<?php               
$mem = memory_get_usage();              
require "hello.php";                
echo ">> used mem: ". (memory_get_usage() - $mem) ."\n";                

  実行の結果は下記の通りです。
  php example.php

Hello world!                
>> used mem: 152    

クラスパタン

  example1.php

<?php   
$mem = memory_get_usage();  
class HelloClass {  
    public function sayHi() {   
                echo "Hello World\n";   
    }   
}   

$obj = new HelloClass();    
$obj->sayHi();  
echo ">> used mem: ". (memory_get_usage() - $mem) ."\n";    

  実行の結果は下記の通りです。
  php example1.php

Hello world!    
used mem: 72

メモリ容量はByteです。結果を見ると、クラスの実装はちょっと面倒ですけど効率的です。 Includeはクラスの実装よりメモリを2倍使用しました。 MVCプロジェクトにViewの場合はIncludeを使用してもいいですが、Controllerなどはクラスの方を使用してください。

④オーバーヘッドメモリ
例えば下記のスクリプト

  example2.php

<?php
$mem = memory_get_usage(); 
$a = str_repeat('a', 1024); 
echo ">> used mem: ". (memory_get_usage() - $mem) ."\n";

  実行の結果は下記の通りです。
  php example2.php

>> used mem: 1280

なぜでしょうか?基本的に$aは1024桁数、1桁数1Byteですが、結果は1280Byteになります。

原因としてはPHPのメモリ管理方はオーバーヘッドあるためです。

細かいことは次回話しましょう。

オーバーヘッドがありますので、PHPのメモリは上限設定ギリギリまで使わないでください。

商品色分類で学ぶAI

f:id:KenjiU:20200726001419j:plain
紺色らいおんさんによる写真ACからの写真

一昔前までは実際に足を運んで自分の目で見ないと真実が見えないものが多かったですが、情報化社会の現代は、様々な情報であふれています。もちろん誤った情報も数多くありますが、正確な情報を探しやすい世の中です。家に居ながらでもインターネットを通じ外の世界が色々と分かります。単に知識を得るだけなら大変効率的です。

ただ、実際にその場に行って目で見て体験した情報というものはなかなか記憶から消えないものです。単なる知識としてだけではなく、成功・失敗経験など様々な実体験も記憶に残るので、他のことにも応用しやすいといえます。いわゆる人生経験の差となりやすい部分ではないでしょうか。

聞くだけでなく実際に見てみる。また、見るだけでなく、考えて行動に移すことも大事かと思います。

僕は長く日本を離れていた時期があり、今まで日本で生活していて当たり前であったことが海外では当たり前ではないことを目の当たりにしました。色々と指摘を受け失敗を重ねることで、かつては頑固一点張りだったのが、他の人の意見を素直に聞きつつ、物事を少し客観的に見れるようになったかな(?)と思います。

tech.briswell.com

さて、今回は、上記の記事の作者でAI&IoT担当(かつマジシャン)の大澤さんのAI解説動画をご紹介します。

「百聞は一見にしかず」ぜひぜひご視聴ください!

全部で8章に分かれています。

第1章(AIとは)

youtu.be

概要:AIとは何なのか?歴史や定義からAIを学んでいきます。

第2章(クラスタリングとは)

youtu.be

概要:実用的なAIの一つであるクラスタリングを学んでいきます。

第3章(商品色分類への応用)

youtu.be

概要:クラスタリングを商品色分類へどのように応用できるか学んでいきます。

第4章(K-meansを使った商品色分類)

youtu.be

概要:クラスタリングアルゴリズムの一つである「K-means」で実際に色分類を試していきます。(大澤さんお気に入りのライブラリ情報もあります)

第5章(商品色分類の結果)

youtu.be

概要:K-meansで色分類してみた結果を解説していきます。

第6章(商品色分類の改良)

youtu.be

概要:どのようにして色分類の改良ができるか説明していきます。

第7章(減色処理を追加した色分類)

youtu.be

概要:減色処理を追加した色分類を試していきます。(大澤さんの考察テクニックが光ります)

最終章(まとめ)

youtu.be

概要:クラスタリングとは、そしてAIとはどのようなものか、まとめになります。

いかがでしたでしょうか?

AIとはどのようなものか、具体的にAIでどのように分析できるか、がとても良く分かりますね。これからもこのような解説動画をどしどしアップしていきますので、ご期待ください!近々ライブ配信もする予定です。

Briswell AI Team

ExcelファイルからPDFファイルの変換で右往左往した話

こんにちは。このコロナ状況下みなさまどうお過ごしでしょうか?
私、kobayashiこと略名kobaと申します。
今日は駆け出し社員のkobaが実際に起きたExcelの出来事を紹介したい
と思います。
みなさまはExcelファイルからPDFファイルに変換されることはあるでしょうか?

私は、最初「ExcelファイルからPDFファイルにして」と上司に言われた時
Excelってそんなことできるの?すごいじゃん、
と思ったくらい何も知らない状態でExcelを使い始めた状態でした(笑)
最近の出来事でExcelファイルをPDFファイルに変換する作業がありました。

ExcelファイルをPDFファイルにするには

f:id:briswellyuki:20200715183809j:plain PCの上部のExcelの右のファイル押下→名前を付けて保存
→ファイル形式をPDFにして保存
f:id:briswellyuki:20200715183912j:plain

はい、これで終わり........これ終わったらお昼ご飯買いに行こう〜♪
と思ったらPDFファイル変に右端と下が見切れて改ページされてる。。。。
1ページで出したいのに。。。。
f:id:briswellyuki:20200715184212j:plain 色々思考錯誤してみましたが、どうにもできない
しょうがない。。。最終奥義を使うか。。。

チャットを起動して先輩にご教授賜る
改ページ設定結構適当だから自分で調整してとのこと

改ページの設定

改ページの設定はExcelの表示タブの改ページレビューで変更できます
f:id:briswellyuki:20200715184259j:plain 見たら途中で改ページされてました~_~;
改ページの設定終了〜変換したらお昼だ〜♫
名前をつけて保存っと.........あれ?なんで?前と同じく見切れる
そこから30分ぐらい色々調べて格闘。。。わからん
見かねた先輩が大丈夫か聞いてくれた
修正したファイル送ったら見切れないPDFファイルで変換できたとのこと
なんで?なんかの設定?Excelのバージョンが違うせいなのかなぁ。。。
とりあえずは先輩が送ってくれたPDFファイル使えばいいですが
これから変換する作業あったらどうしよう、と思っていると

上司がPDFへの変換方法が原因ではないかとのチャットが入る。
あぁ。。そういえばプリントからPDFで保存できたことを失念してました。

プリントからPDFで保存

f:id:briswellyuki:20200715185311j:plain プリントからPDFで保存したら1ページのPDFファイルできました〜
どうやら名前をつけて保存するPDFへの変換方法は
勝手に改行変えてくることがあったりするらしいです。
ExcelからPDFファイル変換作業は
プリントからPDFで保存しようと心に誓うkobaであったのでした。

ささっと作れたDockerのMySQL5.6

はじめまして。コロナの影響により2020年4月に中途入社してから3ヶ月間フルでリモートワークとなり、7月に初めてオフィスに出社したid:rosoneです。

リモート歓迎会、リモート入社手続き、リモート引き継ぎ、と数年前には想像もしていなかった働き方が日常となりつつあります。

はじめに

Macで開発していく上でローカルにデータベースを持ちたくなりました。

ローカルにデータベースを作成するための様々な手法が存在している中、私にとってDockerがベストな選択肢となったので、その一連の流れを紹介します。

以前試したことがある他の方法の所感をまとめます。(3~4年前の記憶なので、今は状況が変わっているかもしれません)

  • Macにグローバルインストール:home brewでささっと導入はできるものの、複数DB(異なるバージョン)の切り替えが面倒
  • vagrantvagrant起動中はPCリソースを多めに使用しているのか、全体的にPCが重くなってしまった(仮想環境上でOSが動いているのでしかたない)

Dockerなら上記で抱えていた問題を一挙に解決してくれそうだが、Dockerでmysql環境を作るのは初めてなので構築に時間がかかってしまうかな…と尻込みしていました。

しかし思いのほか簡単に作れたので、作成の手順を紹介します。

0.事前準備

Docker Hub

上記からDocker Desktop for Macをダウンロードし、インストールを行います。

インストールが完了するとDockerコマンドが使用できるようになるので、下記のコマンドを実行してversion情報が表示されていれば成功です。

$docker version
Client: Docker Engine - Community
 Version:           19.03.8
 API version:       1.40
 Go version:        go1.12.17
 Git commit:        afacb8b
 Built:             Wed Mar 11 01:21:11 2020
 OS/Arch:           darwin/amd64
 Experimental:      false

Server: Docker Engine - Community
 Engine:
  Version:          19.03.8
  API version:      1.40 (minimum version 1.12)
  Go version:       go1.12.17
  Git commit:       afacb8b
  Built:            Wed Mar 11 01:29:16 2020
  OS/Arch:          linux/amd64
  Experimental:     false
 containerd:
  Version:          v1.2.13
  GitCommit:        7ad184331fa3e55e52b890ea95e65ba581ae3429
 runc:
  Version:          1.0.0-rc10
  GitCommit:        dc9208a3303feef5b3839f4323d9beb36df0a9dd
 docker-init:
  Version:          0.18.0
  GitCommit:        fec3683

1. イメージのpull

イメージを Docker Hub から取得します。

$docker pull mysql:5.6

今回の開発ではmysql5.6を使用しているので、ローカルも同じバージョンで作成するために mysql:5.6 を指定しています。

バージョンを指定せずに実行すれば最新版のイメージを取得できます。

$docker pull mysql

5.6以外のバージョンも指定可能です。

$docker pull mysql:5.7

2. コンテナを作成する

コマンドを実行してコンテナを作成します。

コマンドの末尾に先程pullしたイメージを指定します。今回はmysql5.6で作成したいので、mysql:5.6を指定しています。

$docker run --name お好きな名前をつけてあげてください -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=お好きなルートパスワード -e MYSQL_USER=お好きなユーザー名 -e MYSQL_PASSWORD=お好きなパスワード -p 3306:3306 -d mysql:5.6

実行結果

$docker run --name onamae -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=rootpass -e MYSQL_USER=admin -e MYSQL_PASSWORD=pass -p 3306:3306 -d mysql:5.6
4b6970430841f4f4d9aef5602dfd8fd1a36766c73da2307006d45e09123fbbbb

今回はonamaeという名前で作成しました。

コマンドが成功したら、Docker Desktop上で下記のように表示されており、起動済みの状態で作成されていることを確認できます。

f:id:rosone:20200708193407p:plain
step2-2

3. 作成したデータベースに接続する

すでに2.の手順でコンテナは起動済みなので、アクセス情報を入力して接続します。

接続ツールはお好きなものを使用して問題ありませんが、今回はSequel Proを使用します。

ユーザー名とパスワードは作成時のものを指定するので、今回は下記を指定します。

  • ユーザ名:admin
  • パスワード:pass
    f:id:rosone:20200708193828p:plain
    step3-1

接続のテストをしてみると、疎通に成功しました。

あとはそのまま接続すれば、データベースにアクセス出来ます。

f:id:rosone:20200708193837p:plain
step3-2

おわりに

今回はイメージのpullからコンテナの立ち上げまでを紹介しましたが、Dockerにはまだまだたくさんの機能があり、奥が深いです。

本記事では紹介できませんでしたが、Dockerfileというファイルに設定を記述することで、コンテナの構築を自動化することもできます。

コンテナの構築を自動化することで、チームメンバーに配布して同等のローカル環境を構築してもらう、Amazon ECS等を利用して本番環境も構築しちゃう、など嬉しいことがたくさんあります。

私はまだコンテナの構築自動化はやったことがないので、実際に試してみて良い感じだったら記事にまとめようと思います。