kintoneの類似サービスのAirtableを少し試してみました。
Airtableとは
サンフランシスコに本社を置くクラウドコラボレーションサービスです。 airtable.com
似たクラウドサービスはkintoneです。 kintone.cybozu.co.jp
Airtableの特徴
- 画面の操作感がExcelやSpreadSheetに近い
- kintoneだと画面遷移が必要で静的なページが多いです。
ルックアップが即時反映
- kintoneだとデフォルトの動作はルックアップの項目を更新しても、参照しているデータは更新されません。実現するにはプラグインなど必要です。
- Airtableはデータベースで外部キー参照している感覚です。
- また、1つのフィールドに複数の値を持つことが可能です。
日本語の情報が少ない
- 日本語での情報量はkintoneの圧勝です。
無料プランがある Pricing - Airtable
- kintoneは基本的に有料です。
FormのURL共有
- レコードを追加可能なフォームのURLが即時共有できます。
- プランによってはパスワード制限も可能です。
1つのアプリ内に複数テーブル保持
- kintoneでは1テーブルごとにアプリと呼びます。Airtableはbaseと呼ばれるアプリの概念があり、その配下に複数テーブル持つことが可能です。
Airtableとkintoneの共通点
以下の機能はどちらのサービスでも対応してます。
Tables
Airtableを試しているうちにGoogleがベータ版を公開しました。(現在使用可能なのはアメリカのみ)
Googleの紹介動画を観ると、Airtableと似た操作感なのではないかなと思います。
- データサマリの通知機能が強そうです。
所感
弊社ではユーザ向けWeb画面と管理画面の両方を開発する案件が多いのですが、 下記のような案件があってもいいなと感じました。
- バックエンドはkintoneまたはAirtableで構築し、管理画面扱いとする。
- フロント画面はAPIでアクセスを行う。
- その他SaaSなどの外部サービスとのデータ連携を行う。
- 基本機能で出来ない部分だけ弊社で開発 など...
kintoneやAirtableにREST APIが用意されているというのは結構強みなのかなと思います。
サービス内の標準機能でどこまで出来るのかといった点がシステム発注側の方も詳しいと、 実装難易度、工数、費用など認識が共有しやすくなるんじゃないかなと感じます。