Briswell Tech Blog

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粋なキャッチコピーを生成

土用の丑の日

江戸時代の天才「平賀源内」が生み出したキャッチコピーと言われています。夏に鰻を食べる習慣がなかった江戸時代の人の心を、がしっとつかみました。

僕のような凡人でも何か上手いキャッチコピーを(AIの力で)作れないだろうか...

調べてみると、マルコフ連鎖という手法を用いると、教師データから自動的にキャッチなコピーを生成することができるようです。

試してみましょう!

マルコフ連鎖を使ってブログの記事を自動生成してみた - karaage. [からあげ]

こちらのからあげさんのサイトを参考にさせていただきました。

1. 日本語の形態素解析エンジンをインストール

brew install mecab
brew install mecab-ipadic

2. Python3で使用するためのライブラリをインストール

brew install swig
pip install mecab-python3

3. 文章自動生成プログラムのセットアップ

GitHub - karaage0703/TextGenerator: マルコフ連鎖を使った文章自動生成プログラム+はてなブログ投稿スクリプト

こちらを利用させていただきました。

Python3で実行するため
・xrange
・encode / decode
・print
の記法を変更いたしました。

4. DBファイルの生成

python PrepareChain.py sample.txt

引数の「sample.txt」には教師データを指定します。

5. キャッチコピーを生成

python GenerateText.py 2

引数には生成する文章数を指定します。

6. 結果

tech.briswell.com

今までの江戸AI記事を教師データにして生成してみました。

3つほどご紹介します。

生成結果①

現代のロボットは、何かワクワクしませんが、江戸ブログでは次第に季節とずれてきました。
こちらのサイトで「くずし字」の美学と言われています。

生成結果②

何もひねりはあります。
夜な夜な江戸の会話術、参考になれば素敵ですね。

生成結果③

お主も悪よのう。
2月に「くずし字」をCNNに学習させて、それが発明のヒントになるのでしょうか。

面白いですね。思いがけないキャッチコピーが生まれるかも!?