Briswell Tech Blog

ブリスウェルのテックブログです

Python

LambdaからS3に大量ファイルを高速アップロードする方法

5月に入り、朝から気持ちの良い青空が広がっています。 今回は、サーバーレスの代表選手「AWS Lambda」の処理のお話です。 Lambdaの処理のタイムアウトは15分のため、バッチ処理等でLambdaを利用する場合は15分以内の処理時間に収める必要があります。 また…

SlackからChatGPTを使ってみる

最近、毎日ChatGPTの恩恵を受けている大澤です。 動かないコードの解析をさせて原因を特定してもらったり、出力されたエラーログをChatGPTに投げて原因箇所と対策を教えてもらったりしています。 もちろん100%信用できるわけではないので、最終的には自分で…

バタフライ・エフェクト

どんな小さな出来事でも連鎖反応で未来に大きな影響を及ぼす「バタフライ・エフェクト」。ゲームや映画で良く使われる演出ですね。 今回は、以下のローレンツ方程式により、バタフライ・エフェクトの現象を確かめてみます。 x, y, zの変数とp, r, bの定数の…

高精度音声認識モデル「Whisper」に文字起こしさせてみる

AI,IoT担当の大澤です。 OpenAIが「Whisper」というすごい音声認識モデルを開発したと盛り上がっていたので、どんなものなのかと思って試してみました。 文章生成の「GPT-3」、画像生成の「DALL・E 2」など、OpenAIは高性能なAIを開発してきているので今回も…

Pythonで3D地形図化

弊社のオフィスのある芝大門は、江戸時代より増上寺の門前町として多くの商店もあり賑わっています。以前、ご紹介しましたが江戸の大名屋敷もすぐそばにありました。戻れるものならこの目で見てみたいものです。 このあたりは、江戸時代に埋め立てがされ、そ…

Pythonで旅する東海道五十三次

東海道五十三次のルートは、日本橋(江戸)〜三条大橋(京)の全長約490kmの街道です。 江戸時代の人は、徒歩で約二週間かけて旅していたとのこと。一日の移動距離は平均すると35km(一歩が70cmとすると5万歩)となります。すごいですね。 私もその昔、東海…

文章から画像を生成してみよう

こんにちは.AI,IoT担当の大澤です. 最近AI界隈では文章から画像を生成するText to Imageタスクの分野で大変な盛り上がりを見せていました. OpenAIのDALL-E2やGoogleのImagenなど,高画質で高精度な画像を生成するモデルが相次いで発表されたことが大きい…

Pythonで夏を感じる

厳しい暑さが続きますね! この1週間、ずっと30℃超えが当たり前で梅雨はどこ?って思っておりましたが、やはり梅雨明けしたようです。 OpenWeatherMap のAPIにより全世界の天気データを取得できます。 PythonからこのAPIを呼び出し、取得した天気データをグ…

Pythonで銀河観測

先日、私たちが住んでいる「地球」が属している「太陽系」が属している「天の川銀河」(地球 ⊂ 太陽系 ⊂ 天の川銀河)の中心にあるブラックホールの姿が初めて撮影されました。すごい時代になったものです。 「Uppsala General Catalogue of Galaxies (UGC)…

Pythonで降らせる流星群

4月23日は「4月こと座流星群」の極大でした。 明け方から活動ピークを迎えるということで、夜空を見上げましたが... やはり都会の明るい夜では、星はかけらも見当たりません。ライブカメラの観測に切り替えました。 今年も数は少なかったですが、明るい流れ…

Pythonで観る宇宙

桜が見頃になってきましたね! ついこの間咲き始めたと思ったら、いつの間にやらもう満開。季節の巡りは早いものです。 今回は天体観測をします。 春の夜には早々と消えていきますが... 私の大好きなオリオン座の星雲を観てみます。 赤外線天文衛星「あかり…

人工衛星軌道アニメーション

週末から暖かい日が続いています。春が近づいていますね! 今回は、「PyEphem」という天文分野のPythonライブラリを使用して、人工衛星軌道をシミュレートし、アニメーション表示してみます。 pyEphemの使い方 〜Pythonで人工衛星軌道をシミュレートする〜 |…

【GPU】【YOLO】CUDA cuDNN TensorFlow をWindows10へインストールしてYOLOを動かす

AIチームの大澤です. AIモデルの学習をする上でGPU環境は欠かせないものですが,構築する上ではCUDA cuDNN Tensorflowなどを環境に合わせて適切なバージョンを入れないと動かなかったりするので大変です. また,他にもちょっとしたことでインストールが上…

座標変換

物事の考え方や捉え方を変えてみると、新しい発想や解決法が得られることがあります。 別の立場の人の視点に立って物事を考えてみる。 他の人のいつもと違う考えや価値観に触れて、別の視点に気付く。 等、ビジネスを取り巻く環境が大きく変化する今日この頃…

公転軌道アニメーション

2021年も大詰めとなりました。一息ついて良いお年をお迎えください。 冬の星空はとても綺麗ですね。子供のころ、寒いベランダでずっとオリオン座を眺めてました。星の方からも誰かが同じように地球を眺めているのではないかとわくわくしていた記憶があります…

AKAZEによる文字検出

毎月のブログ更新の期限が近づいてきました! 今年トップレベルの低気圧で頭がクラクラしております。 画像処理技術を一つご紹介いたします。 OpenCVのAKAZE(Accelerated-KAZE)という特徴量検出の手法を試してみました。KAZEは「風」から命名されています…

Word Cloud で記事を可視化

最近のブログ記事の内容を可視化すべく WordCloud for Python documentation — wordcloud 1.8.1 documentation こちらの「Word Cloud」ライブラリを利用してみます。その名の通り、頻繁に出てくる「単語(Word)」を、その出現頻度に比例する大きさで「雲(C…

武士の移動経路検索

幕末の万延元年(1860)に紀州和歌山藩の武士である酒井伴四郎は江戸に単身赴任しました。 その時の日々の生活を綴った日記が東京都江戸東京博物館に保管されており、江戸の生活、文化を知る重要な文献となっています。まさか自分の日記が、後の世の人の目に…

江戸言葉変換ツール

今回は江戸言葉です。 「するってえと何かい!」 このような勢いがある「べらんめえ口調」の言葉です。落語や時代劇で良く使われるので、聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか。100万都市の江戸には、武士、職人、商人など様々な身分の多くの人が行き…

江戸画像合成API

はじめに 厳しい寒さが続いておりますが、時折見せる青空や日差しの心地良さに、ふと春を感じる瞬間も多くなってきましたね! 江戸時代は、地球はミニ氷河期の時代でもあり、江戸は今と比べて積雪量が多く隅田川も凍ることがあるぐらいとても寒かったそうで…

動画の人物をホネホネ化

今回のAIブログは、骨格検出(通称:ホネホネ化)についてご紹介いたします。 骨格検出とは、動画または写真の中から人物の骨格を検出する技術となります。 サクッとどのようなものなのか、見ていきましょう。 【下北ラヴァーズ】スマートスピーカー こちら…

Pythonで江戸パワポ作成

江戸の古地図 夜な夜な江戸の古地図をながめるのが最近の和みです。 ふと、古地図で移転前の弊社オフィス(@恵比寿)周辺を眺めていると、ドラマの撮影でよく使われる「タコ公園」前を流れる渋谷川は、当時も同じように流れていました。 渋谷川を調べてみる…

音声データのノイズ除去

時間や場所にとらわれずに柔軟な働き方を実現する「Web会議」。すっかり身近になりましたね。 Web会議は、必要な時にその場ですぐに会議を開催することができるので、情報共有や意思決定を迅速に行うことができます。日程調整もしやすいので、参加者の予定を…

Python × Selenium で自動化

元素周期表の覚え方「水兵リーベ僕の船...」懐かしいですね。 その元素記号の34番目は「Se」(Selenium)です。 一方、ITにおけるSeleniumは Webページにアクセスしてログイン 対象データを検索 必要な情報を入力して登録 というような、普段Webブラウザで行…

キュウリ収穫量の可視化

キュウリを植えたらキュウリと別の物ができると思うな。人は自分の植えたものを収穫するのである。 二宮尊徳(金次郎) 変わらなければ生き残れない ドラスティックに何かを変えなければ... そんな危機感が日々日々強くなっていきます。 ただやはりキュウリ…

OpenAI Gymで強化学習

何かを始めようと思ったとき、まずは「それは前例のあることだろうか」と調べたり、他の人の意見を聞いたりすることがあるかと思います。 過去に同じような事例があると分かった場合、仲間を見つけたような安心感がでてきますね。確かにその事例を参考にする…

顔認識ソフトウェア Face API

今年で最後となる大学入試センター試験が終わりましたね。受験生のみなさまお疲れ様でした。 1日目の倫理では「人間は人工知能(AI)に仕事を奪われると思うか」についての問題が出ました。 人工知能(AI)は 計算できないこと 統計処理ができないこと を不…

Kaggle チャレンジ

正月なまりを吹っ飛ばすべく、今回はKaggleチャレンジをします。 Kaggleとは Kaggleを始める方法 住宅価格予測 1. ライブラリの準備 2. データの読み込み 3. データ分析 4. 特徴量の作成 5. 欠損値の処理 6. 数値変数の処理 7. 目的変数を対数変換 8. 説明変…

OpenCVで出来ること

Pythonで画像や動画の処理をする時に良く使うのがOpenCVというライブラリです。 弊社でも最近 ディープラーニングの学習用画像データの前処理 デプス(深度)画像解析 顔検出処理 等で使用しています。 今回のブログでは、OpenCVでどんなことが出来るのかを…