先日受講した「派遣元責任者講習」に続き、「職業紹介責任者講習」を受講しました。 労働者派遣事業者と同様に、職業紹介事業者にも責任者の選任が義務付けられており、本講習を通じて、職業紹介事業所における事業運営の適正化に資することを目的に行われるものです。
2019年4月からは講習後の理解度確認試験が必須となり、合格点に達した人のみが受講証明書の交付が可能となりました。 また、職業紹介事業においても新規許可の場合は3年、更新の場合は5年毎に本講習の受講が必須となります!
講習では、主に以下の内容がカバーされます。
1. 法律や規制
職業紹介業に関する法律や規制の解説。労働者の権利や適正な取引に関する法的基準の理解が重要です。
個人情報保護法や労働者派遣法など、職業紹介事業における個人情報や労働条件に関する法令の遵守方法。
2. 倫理規範とベストプラクティス
3. 求人情報の管理と選考プロセス
求人情報の正確な管理方法と掲載基準。虚偽や誤解を避け、適格な求職者の選考プロセスを確保するための手法。
選考プロセスの公正さと透明性の確保。差別や偏見の排除を目指した選考方法の実践。
4. 労働者の権利と福利厚生
労働者の権利や福利厚生に関する理解。労働条件の適正化と働く人々の福祉向上を目指した取り組み。
労働者の安全や健康に配慮した職場環境の整備。労働者の生活やキャリアに対するサポート体制の構築。
以上が職業紹介責任者講習の主な内容です。内容に沿った事例紹介もあり非常にわかりやすい、且つ実際の業務を行う上でも参考になる有意義な講習でした。 講習の所要時間は派遣元責任者講習と大体同じ、7〜8時間程度となります。
一日中会議室を占領するため多忙な社内のメンバーには気が引けますが、職業紹介事業の適正な運営のため、そして候補者の方に信頼の置ける職業紹介事業者でいるため、また3年後も会議室を占領させてください!