こんにちは、加藤です。
プロセスエコノミー
さて急に本題です。 「プロセスを共有するところがお金を稼ぐメインとなる」という概念の「プロセス・エコノミー」を説明するけんすうさんのブログがありました。
この記事はC向けのエンタメ・コンテンツについての考察なのですが、われわれのようなBtoBのビジネスサービス企業のビヘイビアにも全く同じ事が起こっています。
BtoBにおけるプロセスエコノミーとは
例としてブリスウェルで行っているPJTのうち、「コンサルティング」や「ラボ型開発(チームをまるごと提供してソフトウェア開発すること)」あるいは「AIのプロジェクト」は、そのアウトプット(成果)も勿論ですが、プロセス(過程)やナレッジ(知見)の共有自体に大きなバリューがあります。
コンサルティング業界においては、随分と昔から社内の評価基準において成果主義の側面をことさら強調されてきたものですが、今は社外との関係性においては成果に至るまでのトライアルの過程を共有することが重要であると強調されるようになってきています。
※ 成果を出すのはあたりまえという前提を話し出すとキリがないので、今回はスルーします。
ソフトウェア開発やAIに至っても、ソフトウェアが動くことやAIが価値を出すことが最重要であることは変わりないのですが、構想・設計・開発・検証などのプロセス自体をステークホルダーと共有することが大きなウェイトを占めるようになりました。
企画の視点、PJTの進め方、期待値のコントロール、開発手法など最終成果物以外のプロセスにお金を払って頂いていると言っても過言ではないのです。
BtoBでのFan化
プロセスを共有していくことで、ステークホルダーを巻き込んでいくことに繋がり、ひいてはアウトプットの品質向上に繋がります。
(これだとアウトプットエコノミーのままなので、切り離して考えるとすると、もとい)プロセスを共有していくことで、ステークホルダーを巻き込んでいくことに繋がり、更に能動的にプロセスを楽しんで貰えるようになったりします。
似たようなアウトプットを出す複数社からブリスウェルを選んで頂いている場合、もしかしたらQCDでもなく、担当者の人柄でもなく、プロセスの楽しさで選んで頂いているのかもしれません。
※ くどいですが、クライアント企業に対してのサービス提供に関して、「プロセスを共有すれば、ステークホルダーを巻き込んでいれば、アウトプットの価値は程々で良い」とは言っていません。われわれは最終成果に大きくコミットしている企業であることは強調しておきます。
ソフトウェア開発で業績向上(成果)を求めていらっしゃる企業の方、試行錯誤過程(プロセス)も一緒に七転八倒して頂ける企業の方、どちらもご連絡をお待ちしております。